
安全・安心なチョコレートをお届けするために
食品安全方針を基本として数々の自主検査体制、徹底した衛生管理により、「安全・安心」なチョコレートを皆さまのお手元にお届けしています。また、仕組みや設備を整えるだけでなく、製造に関わるすべてのスタッフがプロ意識を持って取り組んでいます。
経営指針及び食品安全方針
ハンター製菓は、次の経営指針・行動規範で生産活動・品質管理活動を行い、お客様に安全・安心のお菓子をお届けする。食品衛生活動においては、HACCP制度に準拠した衛生管理体制を推進する。
【経営指針】
- お客様、社員、仕入れ先様、地域の笑顔を大切にし、人々を幸せにし続ける企業になる。
- 従業員がハンター製菓で働くことを喜びとし、ハンター製菓で働いた事が代々の誇りとなる企業になる。
- 社会的責任遵守のもとで最大限の利益を追求し、その利益を人財、設備に投資する。
- お客様の五感、感性に訴え、見た瞬間、食べた瞬間にお客様にファンになって頂ける商品を提供し続ける。
- 商品の高品質、高い生産性、確かな供給体制で業界No1企業になる。
【行動規範】
- 決して常識にとらわれることなく先進的な技術・設備を追求し、あくなき探究心を持ち続ける。
- 商品の完成度を100%とし、自分の満足しない商品を生み出さない、つくりださない、提供しない。
- お客様の要望に対してNOと言わず必ず解決策を導き出し、「ありがとう」と言ってもらえる会社となる。
- 自分の仕事に個性とプライドを持ちながら他人の仕事をリスペクトし、「ありがとう」を言う会社となる。
【食品安全方針】
- 食品安全マネジメントシステムを導入し、継続的改善に努める。
- 菓子食品の製造業として人への健康を第一に、顧客への安全・安心・品質の向上に努める。
- 法規・法令・規制要求事項を遵守し、食品衛生管理の弛まぬ向上に努める。
- 内部・外部コミュニケーションの円滑化、食品衛生機関との連携による安全保障体制の強化を図る。
- 食品安全文化の醸成や安全管理のための従業員の育成・教育訓練の実施、設備の更新等を通じて、安全・安心・衛生的な製造工場を目指す。
【品質方針】
- 市場・顧客の動向を的確に把握し、お客様に安全で愛される商品を提供する製造技術を確立する。
- 内部コミュニケーションや教育訓練・掲示物などでの注意喚起などを通じて、品質文化醸成のための取組みを実施する。
【フードロス削減方針】
- フードロス及び廃棄物を削減するための方針及び目標を定め取り組む。
- 従業員や関係者に対して、食品ロスの問題意識を高め、生産や加工段階での効率的な作業や、適切な在庫管理により、ロスを最小限に抑えるための方法や重要性を啓発する取り組みを行う。
制定 2025年4月1日
改訂 2025年6月5日
ハンター製菓株式会社
代表取締役 柳澤 慎一
品質管理

お客様から変わらぬ信頼をいただくための品質管理
● 微生物試験、理化学試験による品質管理
ハンター製菓では、安全で安心できる製品をお届けするために、工場で生産された製品をサンプリングし、微生物試験(一般生菌数、大腸菌群、黄色ブドウ球菌)、水分値測定、糖度測定を行っています。
社内検査規定に基づく検査を実施し、弊社の品質規格に適合していることを確認した後に出荷しています。
● 金属検出機によるモニタリング
安全な製品をお届けするために、各段階で金属検出機によるモニタリングをしています。全ての製品をモニタリングし、製品の安全性および品質を確保するために努めています。
● マグネットトラップとメッシュによる異物除去
マグネットトラップとメッシュを使用し、溶解したチョコレートの異物除去を行っています。
● 人の手と目による検品体制
チョコレートの風味、色、艶、そしてテンパリング※1の適正、更にブルーム現象※2が起こる可能性がないかを確認するために様々な項目を設けており、厳しくチェックをしています。
● 記録と管理の徹底
管理基準を遵守した安全な製品をお届けするために、様々なモニタリングをしています。使用するモニタリング機器の計画的測定の測定値、及び観察情報を記録し管理をしています。
※1テンパリング
チョコレートの温度調節をすることによって、チョコレートに含まれるココアバターを安定した結晶にする操作のことです。
テンパリングは、おいしくて艶のあるなめらかな舌触りのチョコレートを作るために必要な、とても重要な製造工程です。
※2ブルーム現象
チョコレートの表面に白い粉のようなものが出ていたり、斑点状のものができてしまう現象です。
食べても問題はありませんが、ブルームが起こると風味が損なわれ口溶けが悪くなります。
衛生管理

徹底した衛生管理が、安全・安心・高品質なチョコレートへの第一歩

ユニフォームのこだわり
異物混入対策として、袖口インナー、裾インナー付のユニフォームを着用しています。作業帽の下には、眉毛落下防止機能付のインナーキャップを着用しています

工場入室前のルール
- ユニフォームに着替えマスクを着用した後、製造室前室クリーンルームに設置してある全身が映る鏡の前に立ち、時間設定してあるタイマーをかけながら作業帽、作業着に粘着ローラー掛けをします。
- 作業着に異物が付着していないか、作業帽から毛髪が出ていないか、マスクが正しく着用できているか鏡に映った姿をチェックします。
- 手洗い・消毒を行います。時間設定されたタイマーをかけ、手洗いシンク前に掲示してある手洗いの手順書を見ながら手順通りの手洗い、消毒をします。
- エアータオルで手指を乾かした後、エアーシャワー室で全身の異物除去の仕上げをしてから工場に入室します。

工場内の衛生管理
ハンター製菓には衛生担当スタッフが3名常駐し、毎日場内を衛生的に保っています。衛生担当者は、11時と16時に全従業員の作業着のローラー掛け、作業帽から毛髪が出ていないかチェックをし記録に残します。
作業着のローラー掛けと毛髪チェックは各ラインでも行っています。10時と15時に各ラインの担当者が同ラインのメンバーに実施し記録することにより、異物混入防止を意識しながら製造に取り組んでいます。

従業員への衛生教育
ハンター製菓では、入社時の新人研修で衛生に関する教育を実施し、衛生に関する基礎を学ぶ機会としています。
また、品質管理担当者による衛生教育の一環として、毎月衛生に関する情報を発信し、従業員が衛生に対する重要性を認識できるよう指導しています。
更に衛生に関する知識向上を図るために、年に1回外部から講師を招いて勉強会を実施しています。従業員は得た知識を製造業務に活かしています。
全ての従業員が、安全で衛生的な環境の下、健康な心身で就労できるよう努めています。